3月 11日 準決勝 第 2局
NHK杯将棋トーナメント
第61回トーナメント表
■ 3月11日 準決勝 第 2局
羽生 善治 NHK杯 VS 畠山 鎮 七段
解説者 中村 修 九段

今年度のNHK杯戦、もう来週で決勝ですね。
羽生NHK杯が10度目の優勝と4連覇、そして、「名誉NHK杯選手権者」を手中に出来るか?
これまでの優勝回数では大山康晴が8回、加藤一二三が7回優勝でまさしく前人未到です!
それにたちはかだるのは今回ダークホース的存在の畠山七段。
棋戦優勝経験の無い、畠山七段は恐らく初優勝に向けて対羽生戦の研究に相当な時間を
費やして来ていることでしょうね。
その畠山七段はこのNHK杯では苦い経験の持ち主でして、女流中井広恵に敗れて同棋戦における
史上初の女流棋士の勝利を献上してしまった。
※尚、2回戦でも当時のA級青野照市九段にも中井女流六段は勝利している中井女流。
おまけとして、下部の方に中井女流に負けてしまった棋譜を載せますね^^
さて、本局!!
時計係りの荒木3段の力強いクロックボタンを押す音。(ウルサッ)
それとは逆に穏やかに相矢倉で駒組みが行われ、ようやく45、6手目の2五桂、3三桂で一触即発。
49手目で長考し、5五歩、1五歩と突き捨が続き、3五歩の突き捨ての畠山七段。
序盤の5筋位取りは畠山九段に分があったと思いますが、先手4六銀引きが攻めを
遅らせてしまい、後手に角を角を成らせてしまったのが敗因でしょうか?
しかし、畠山七段の「攻め」棋風がよく出ていた一局でした。

おまけ
■2003年度NHK杯戦 6月16日一回戦
中井広恵女流六段 VS 畠山 鎮 七段
いよいよ、羽生NHK杯の「名誉NHK杯選手権者」へ王手です。
しかし、羽生二冠の永世竜王を阻んだのが渡辺明竜王!
今回ももしかして・・・
来週の決勝は必見ですね。
本局の感想書き込み願いますね!


羽生 善治 NHK杯 VS 渡辺 明 竜王
解説者 森内 俊之 名人
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今日は・・・
早いもので昨年3月11日、東日本大震災から1年が経ちました。
いろいろな諸問題の解決まで、まだまだですが「たちあがれ日本!」を合言葉で
頑張りましょう!